修繕費というと、賃貸マンションやアパートの部屋を退去する時に敷金から引かれるお金と、確定申告の勘定科目のひとつという、2つの意味に大別されます。

修繕費

修繕費の1つめの意味は、賃貸マンションやアパートなどを退去する時に「現状回復」のため敷金から引かれる金額のことで、もう1つの意味は、確定申告の勘定科目の1つとして資本的支出と分けるべきものです。修繕費の定義は、これまでの状態を維持するために修理・手入れすることで、修繕費ではない資本的支出とは、固定資産の価値を高めるためにする改装などのことです。

修繕費 賃貸の場合

修繕費について、賃貸マンション・アパートなどに入居する時、敷金・礼金が数か月分かかりますね。(大阪・兵庫のみ、敷金礼金まとめて保証金と呼びます)このうち、敷金は「部屋の持ち主に預けておく保証金」のため、退去する時には本来返しってくるお金です。「修繕費」とは、その敷金から「現状回復」のため引かれる額のことです。修繕費がかかるのは、借主が部屋を傷つけたり、ひどく汚したため、業者による手直しが必要な場合です。年月により自然と汚れた程度は「通常損耗」と呼ばれ、ふつう問題になりません。ただし、汚れ具合や、修理の必要などは家主の感じ方にもよるため、平成10年に国土交通省による「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」を定めました。賃貸の退去の時、わざと汚してもいないのに、敷金から引かれた修繕費が高すぎると感じたら、このガイドラインを参照するとよいでしょう。

修繕費 確定申告の場合

修繕費のもう1つ別の意味は、確定申告の勘定科目となるものです。よく問題になるのは、修繕費と資本的支出との区別です。修繕費の定義とは、これまでの状態を維持するために修理すること。資本的支出とは、固定資産の価値を高めるためにする、改装などのことです。より丈夫にし、長く使えるように直すのも、修繕費ではなく、資本的支出になります。判りやすくいうと、木製だった塀を、おなじ木で作り直したら「修繕費」ですが、より丈夫で見栄えのよい「ブロック塀」などに作り変えた場合は「資本的支出」になるということですね。

修繕費と資本的支出は、どっちが得?

修繕費について、確定申告の場合の修繕費は、かかった金額すべてを、その年に損金として申告できます。対して資本的支出の場合は、減価償却扱いとなり、物品別に決められた割合を、毎年少しずつ減価償却費として申告する形になります。つまり、全額を経費として申告できる修繕費の方が、得なのです。この区分は、支出額・修繕の周期などによっても変わり、やや複雑なので、くわしくは以下を参照。

http://www.rakucyaku.com/Koujien/M/E04/E400500
起業するなら一件落着!(修繕費・資本的支出についてのページ)

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